ひりひりくらいがちょうどいい

「大人しい子供」でした。日々の書きたいことを書きたいように書いていきます。

意思、表明

 主人出張中で、久しぶりに自分の時間が充分に取れる!よし、普段なかなか出来ないことをたくさんしよう!と意気込んでいたのに一週間はあっという間。要領が悪いのかのんびりしすぎたのか、ブログ書くこともやりたいことの一つだったのに、なかなか着手できなかった。とりあえず書いておきたいことがあったので、寝る前に手短に。

 仕事のこと。ちょっと前のことなので気持ちは落ち着いてきているのだけど、モヤモヤしたことが。
 自分が進めていた仕事を、同僚に取られたのだ。同僚というか役職的には上司でもあるけど、やってる仕事はほぼ同じ。年上の後輩でもある。
 その人は成績が良くスキルを持ってるので、私の仕事なんか横取りしなくても数字を挙げられたはずだ。私が地道に水やりした花、咲く直前で横取りされた。私が咲かせるはずだったのに、花を見ることもなく。第三者から見てどう映るかはわからないけど、少なくとも私は横取りされた、と感じた。
 その人だったからこそ綺麗で大きな花が咲いたのかもしれない。傾くことなくパッと開いた花は、私たちが造るガーデン全体をもり立てたのだからチームとしては良かったのかもしれない。私が最後まで水やってたら花は咲いても小さかったかもしれない。
 けれど。
 そんなことは関係なく、チームではなく私個人として納得いかない。私が見つけた苗なのだから、私が最後まで水をやりたい。咲かせたい。そう思うことはおかしなことなのか。上にいる立場なら横取りして自分が咲かせるのでなく下が上手く咲かせられるように手助けをするものなのじゃないか。
 2~3日、モヤモヤしていた。夫にも相談してしまったり。
 悩んだ末、もひとつ上の上司に申告することにした。申告というか、もひとつ上の上司がこのことを知らなかったら知ってほしかったし、私がこの件でどう感じたかを知ってもらいたかった。上司から同僚上司に注意してもらいたい、とか何かを期待していたわけでなく、ただ純粋に。
 
 話した結果は予想どおり。何事もなし。ことなかれ主義の上司に何も期待していなかったしそれでいい。失敗は、話す時、涙声になってしまったこと。凛と話したかったのに、涙声なんて言いたいことがぼやけて伝わりにくくなるからイヤなのに、30代にもなって、自分の感受性を仕事ペースにコントロール出来ないのが情けない。
 「モヤモヤしてるんです」と言ったら「それで?」なんて話の結論を促してくるから(当然だろうけど)「ただ言いたかっただけです」と子どもみたいに終わらせて逃げた。
 スッキリも特にしなかった。
 けど言って良かったな、とは思ってる。自分の意思を表明できて。
 普段大人しくしてる私、上司たちからしたら何考えてるかわからん奴なんだろうな。何考えてるかわからん奴が、ほぼ初めて、自分から意思を伝えに来た。これはこれでチームのコミュニケーションの深化の点では良かったんだろうと思う。
 意思はあっても、普段なかなか人に対して働きかけない自分が、自ら行動した出来事。
 何はともあれ、記録として残しておきたかったわけです。


  

結婚して3か月

 久しぶりの更新です。2017年初めて。あけましておめでとうも遅すぎる。半年経とうとしています。

 前回のブログ記事を書いた日から今日まで、怒濤のごとく駆け抜ける日々を送っておりました。私の生活にも人生レベルの変化が。
 結婚することが決まり、1月両家顔合わせ&新居探し、2月引っ越し、3月入籍、4月に無事結婚式を迎えることができました。
 10月の誕生日に結婚しようと決めて、4月に結婚式。早いのか早くもないのかわからないけど、私と彼の二人にとってはおそらく人生で一番忙しく、濃密な半年間でした。それでいて幸福でもあり。すべては桜と一緒に写真が撮りたい!という私の直感に照準を合わせてのもの。普段は理屈で行動しがちな私の、たまの直感ここ一番でした。
 当日は生憎の霧雨。けど序盤は晴れていたので、無事、白無垢と紋付き袴姿で桜と婚礼写真が撮れました。午後からは雨が降ってきてしまったので、予定していたウェディングドレスとタキシードWith桜の婚礼写真は撮れなかった。けど、父が雨に濡れながら、私たち二人と桜との写真を写そうと懸命にカメラを構えてくれていてホロリと感じてしまったり。雨じゃないと父の思いが行動に表れたところは見られなかっただろうし。私ら二人が付き合った記念日も思いきり雨だったし。天気はどうにもならないから仕方ない、白無垢With桜バージョンだけでも残せたので良かったです!

 二人で暮らし始めて3か月と少し。最初は今までのお互いの生活環境の違いから、あれ?と思うことやぶつかることもあったけど、その都度気持ちや意向を確認して、二人の生活を二人で作り上げよう、と私もきっと彼も思ってきた。今、まさに邁進中。作ってる途中。どんな形にしようかな、していきたいかなって、いちいち確認しながら創っていくのだ。これは二人ならでは。一人なら、自分の好きなように、創りたいように創ればいいだけだから。二人ならではの煩わしさや苦労もあるのかもだけど、わかり合えた、通じ合えた、お互いの思いやりに気づけた時の嬉しさは格別。
 他人と深く交わることでしか気がつけない人生の味があるのかな、と思う。

 今日は、とある観光地に一人で来てます。大好きな真綾さんのliveに参戦するため。終演時間が遅いのでそのまま一泊。彼は今日ともだちの結婚式です。
 道行くカップルや家族連れ、グループを見て、少し寂しくなります。一人旅は思えば3年ぶりだった。彼と付き合うまで一人旅が大好きで、よくぶらりと気ままに出かけては一人で居る自由さを楽しんでいた。今日も久しぶりの自由さを楽しもうと思っていたのに、二人で居る楽しさを知ってしまった後の一人旅は、また違った感じ。ちょっと弱くなっちゃった自分が残念。
 通りの脇に隠れ家的な静かなカフェを見つけられたので良かった!古民家の庭のスペースがカフェになってる。沢山の人の群れから離れてホッとしてます。美味しい珈琲飲みながら、久しぶりにブログを書いたら落ち着きました。
 ブログ、なかなか書く時間が見つけられなかったけど、これから、また定期的に更新していきます。短めの文でも、日々の気持ちの記録を大事に残していきたいな。

大晦日、実家にて

 年末は例年30日まで仕事。普段より遅い帰宅後、帰省の準備やら洗濯、部屋の掃除や片付けなどしていたら、実家に帰りつくのが23時を過ぎてしまった。パソコンでラジオ聴いて休憩もしたけど。
 一旦落ち着いて、翌朝実家に帰っても良かったのだけど、結婚すると気軽には実家に泊まれなくなるだろうな、と思っての今年の段取り。家族とゆっくりする時間を多めに取りたかった。
 結果、ちょっとは手伝えよ!というくらいゆっくりしてしまっている。年が明けたらバタバタ忙しくなることは目に見えているから、ゆっくりできる時にしっかりゆっくりしておこう。手伝いもするけど!
 
 だいたい毎年大晦日には、カフェなんかに一人で行って、その年を振り返っての文章や日記を書いてきた。今年は実家の一室にて。カフェに行くための自転車が無いし、化粧するの面倒。そもそも今年は10月の誕生日の時に一度振り返っているから再び振り返らなくても良いかなと思うし、特に振り返りたいとも思わない。
 今は未来への希望が大きい。ん? 大きいのかな。不安は無い。良いイメージしかない。2017年、きっと今より良くなるだろうな、と思っている。予感がある。しかし過度な期待はしていない。悪いイメージも特に無い。
 気持ちのバランスが取れている。

 仕事は…結構崖っぷち。人間関係や職場の雰囲気・態勢に対してのストレスが大部分。仕事自体がイヤだったわけではないのに、異動前の職場と業務の捉え方が違いすぎて戸惑っている。私は私だからな。周りに気を使いすぎていたり、遠慮してしまっている部分があったように思う。遠慮することなんてない。もっと自分のやりたいように、楽しんでやってしまったらいいんだ。人を気にしすぎることはない。
 2017年は、ストレスを溜め込まず、嫌みは聞き流し、もっと自分から職場の人とコミュニケーションを取っていこう。すぐには出来なくてもその方向性で進もう。職場でも心を開くこと。前に同僚の女性と心のドアの形について話をしていて「ほうき星さんは手動のドア。ドアを自分から閉めてしまっていることがある」と言われた。自分では自動ドアなんて言ってしまった後で。確かに。
 私は自分から人とコミュニケーションを取るのが苦手だ。優しい人は進んでコミュニケーションを取ろうとしてくれるから仲良くなれるけど、自分からコミュニケーションを取らない人とはなかなか仲良くなることが出来ない。
 自分主導。自分きっかけ。大事だな。
 人に優しくなれること。それが大人になるっていうことなのかもな。

 19時過ぎから楽しみにしていた紅白が始まる!それまでにお風呂に入っておこう。今年は好きな芸能人である相葉ちゃんが司会なのだから!!さらにブレイク前から好きだった星野源も出演!大好きな「恋」が聴けるのが楽しみ。噂によると、相葉ちゃんも恋ダンスを披露するかもらしいから、好きな芸能人同士が夢の共演!!楽しみすぎる。
 
 さて、これから恋人に宛てた最後の年賀状を書いて、素っぴんをマスクで隠して散歩でもしてこようかな。

 2017年も、ぼちぼちブログ続けていきます!

まったりクリスマス

 今年のカレンダー、イブとクリスマス当日が土日!土日がお休みの仕事なのでこの事実を知った時から、クリスマスを楽しみにウキウキしていた。
 彼の仕事が忙しく、平日に会うのが難しいので、昨年もその前も彼とはイブイブの祝日にクリスマスデートをしていた。
 今年、三回目にしてようやく!イブと当日を一緒に過ごしました。
 かと言っても特別なことをするわけでなく。
 イブは彼は仕事で、私も他の予定があったので、夜の21時半に待ち合わせ。予約していたケンタッキーのチキンを遅い時間から一緒に食べた。
 翌日はケーキと残りのチキンを。ケーキは、一人用の小さいケーキを3つ買っていて、1つずつと、残った1つは半分ずつにして食べた。小さいブッシュドノエルと切り株の形のケーキ。どれも美味しかった。
 一日終始、まったりゆったりのんびり。オセロしたり、ゆるキャラに年賀状書いたり。二人でお揃いで買ってたクレパスゆるキャラのイラストを描いた。はがきベッタリ。配達する人困るだろうな、なんて話しながら。
 
 どこか街のイベントに出かけたり、イルミネーション観に行ったりしても良かった。時間は充分あった。けれどそうしなかった。
 最近は結婚の準備などで出かけることが多くバタバタしていたので、なかなかゆっくり過ごす時間を取れないでいた。一人でも二人でも。疲れもおそらく溜まっていた。
 クリスマスはゆっくりしよう、と二人で決めていた。お出かけデートも好きだけど、今の私たちにはまったりデートがどうしても必要だった。
 結果、満足!
 デートじゃなくても、慌ただしい毎日、どこか隙間の時間を見つけて、ほっと一息入れるひとときは大事だし、貴重だな、と思った。忙しくするだけが時間の有効活用じゃない。
 
 彼が帰ると言った時、急にすごく寂しくなった。当たり前のようにおうちで過ごしていても彼は私の家族じゃないし、別に帰る自分の家が在るのだ。
 これから結婚するので、彼は私の家族になる。家族になってくれる。彼が家族になって、当たり前のように一緒に過ごすようになっても、昨日感じた寂しいって気持ちを忘れずに、大切に守っていきたいな。

婚約指輪、受け取りました

 セミオーダーで手配していた婚約指輪が先日無事完成。完成した日の翌日、さっそく彼と二人で受け取りに行きました。
 店員さんに促され黒い箱を開けると、そこにはキラキラの指輪が。
 0.25カラットでオーダーしていたので、小さいかもなと思っていたけどそんなことはなく。同時に手配していた結婚指輪と重ね着けすると、見た目にかなりのボリュームがあった。普段指輪を着け慣れていなかったので余計にそう感じたのかもしれない。幅太めを選んだ二つのプラチナリングは存在感があった。
 彼に似合ってると言われて嬉しかった。ダイヤモンドが目立つので仕事中は着けられないけれど、休日は着けよう!今週のクリスマスイブから!その日は家族と食事する予定が入ったのでちょうどお披露目ができる。その後の合唱団の練習では指輪はめて行ったなら必然的に結婚報告する展開となる。クリスマスイブに婚約報告。ちょっとしたセンセーション、巻き起こるかな?
 
 同じ日に婚約記念品の腕時計のほうも、指輪と合わせた刻印が完成したので、受け取りに行った。
 上品でシンプルに輝く銀色は、彼に似合った。これから何年も着けていくうちに、その年齢ごとの良さでますます似合っていってほしいな、と思う。

 出揃った婚約指輪と婚約腕時計。通常は両家顔合わせの際に交換するものなんだろうけど、せっかく受け取ったのに顔合わせの日まで身に付けないなんてもったいない、と思ってしまう。ので着けます!ただでさえ婚約期間が短くなりそうだからな。
 顔合わせの際は、何事もなかったように箱にしまって交換するか、それぞれ着けていって「これですー」とお披露目するか悩み中…。私は箱にしまったほうが良いと思うのだけど、彼は別にいいんじゃないと。両親に要相談だなぁ。

彼宅、ご挨拶!

 先日、ようやく彼のご両親へご挨拶に伺いました!事情により、プロポーズから2か月経っての訪問になってしまいましたが、無事に終わりホッとしています。
 彼のご両親にお会いするのは全く初めて。付き合いは二年になるけれど、お互いに恋人をオープンに家族に紹介するタイプではなかったので、これまでお会いする機会を作ってこなかった。今回結婚の意志が固まったので、初めましての正式結婚ご挨拶です。

 駅で待ち合わせて、彼のクルマでお家へ。お家は一度外から見たことはあったけれど訪問は初めて。
 前日も当日直前も、それなりに緊張はしていたけれど、心臓バクバクとか声が出ないとか頭真っ白とか、そこまでの激しい緊張感は無かった。
 好感を持ってもらえてももらえなくても、相手がどんな人であっても、ご両親の如何によって彼との結婚の決断を取り止める、という考えは私にはなかったからだ。そりゃ、良い印象を持ってもらえたほうがいいけれど、嫌われたっていいやくらいの開き直りがあった。人間なんだから好き嫌いがあるのは当たり前。嫁姑関係の難しさは子供の頃から親を見てきて知っている。始めから多くを期待してはいないからこそ、飄々と軽い緊張だけで迎えられたのだと思う。
 普段接客の仕事で、ご両親くらいの年齢の初対面の方と接することに慣れていたこともあった。

 お母さんはかわいらしい人だった。声が高くて小柄。髪を染めていて女性らしい印象。
 私は声が普通より低く、髪も黒いので、年齢は違うけれどお母さんのほうが私よりオンナ度や美意識が高いな、と感じた。タイプが違う。若い頃は可愛い系の人だったのかな、と。私は全くの素朴系。
 お父さんはよく喋ってくださった。無口と聞いていたのに驚き。うちの父も挨拶の時、普段喋らないのに意外なことに率先して話を盛り上げてくれていたので、父親同士タイプが似ているのかもしれない。

 自己紹介をして歓談。手土産には林檎とオレンジのチョコレート菓子を準備していた。
 珈琲と、モンブランが登場!好物。好きなお菓子ベスト5に入っている。彼が伝えてくれていた様。
 歓談中、彼はほとんど喋らなかった。自分の家なのに…。彼がリードすべき場面なのに、完全にお父さんがリード。きっと普段は喋っているのだろう。私と居る自分を両親に見られることが気恥ずかしかったのかと後で聞くと、そうだねと。家族に対しての少しぶっきらぼうな対応が新鮮だった。

 一時間半ほどで歓談は終了。彼のお母さんが駅まで送ってくださった。
 次回会うのは1か月後。いよいよ両家顔合わせ!結構、不安よりも楽しみだなって気持ちが大きかったりする。
 さて、これからお礼状を書かなくちゃ!! 本当はもっと早く出さないといけないのだけど、バッタバタで遅れてしまっている…。気持ちが伝われば良いのだけど。マナーだからってよりも、自分がそうしたいって気持ちからかな。

機械式から、クオーツへ

 「宝物の腕時計になったらいいな」と前回のブログで紹介していたクラシカルな機械式腕時計ですが、購入後、何と!返品することになりました。彼も私も気に入って誉めちぎっていた、ルビー入りの婚約記念品としての婚約腕時計。婚約破棄で不要になったわけではなく(縁起でもない)。帰ってから機械式時計の取り扱い方をネット等で確認すると。思いの外、数年に一度のメンテナンスに結構な費用がかかることがわかったのです!
 腕時計の愛好家の方や物をよく知っている方なら当然に周知のことだったと思うのですが、彼も私も愛好家ではないし高級品には普段縁がなく、無知でした。
 3~5年に一度のオーバーホールに5万円。会員価格の割引とかで5万円が2万5千円くらいにはなるらしいけど、それでも薄給の庶民には痛い出費。2万5千円あれば別の腕時計が買えてしまう…なんて思ってしまう。結婚して、これから近い将来子供が出来たなら余計に、数年に一度でも腕時計のために2万5千円はかけられない…と、考え至った。彼から言い出し、私も確かにと同意。お店や店員さんには悪いけれど返品させていただくことにしました。
 腕時計が趣味だ!という方やお金に余裕のある方なら惜しむことなくかけられるんだろうけど、そこは価値観なんだろうなぁ。
 返品しようとお店に電話したら、当然引き留められました。私たちは真摯に、お恥ずかしい話ですがメンテナンス費用について知らなかった、経済的に厳しい、と理由を説明しました。私とも彼とも話をした上で「上の者に確認します」と回答は翌日に。かなりハラハラ。彼はよく眠れなかったらしい。
 翌日、「返品できます」との回答が頂け、ひと安心。彼が対応したのだけど、あっさりとしていて、もう引き留められることはなかったらしい。
 機械式腕時計は返品し、代わりにグランドセイコーのクオーツ式腕時計を購入しました。キラキラしたシルバーのメタルバンドに、文字盤はほのかにシャンパンゴールドがかかっているシンプルな大人っぽいデザイン。婚約指輪とどこか雰囲気が似ていて、指輪と共に二人の婚約記念品とするのにピッタリのデザインだ。
 こうして、宝物の腕時計は、機械式からクオーツになりました。クラシカルなルビー入り機械式腕時計は一週間の幻。
 こんなこともあるよね。買い物は慎重に!だ。良い勉強にはなりました。ご迷惑おかけした皆さん、すみません~!